九頭龍大神(くずりゅうおおかみ)
■戸隠山の九頭龍信仰の源は戸隠神社の九頭龍大神。鎌倉中期に記された『阿裟縛抄諸寺略記』の中に、九つの頭と龍の尾を持つ鬼をこの地で岩戸に閉じこめたという言い伝えが残されている。その後、山伏たちが九頭龍権現として崇め、雨乞いを祈った。悪さをしたため岩戸の中に封じられた龍であるがその反面、水神として人々を助けたといい、善悪の両面がある。
水の神、農耕の神として信仰される。
■元箱根にある、九頭龍伝承は『その昔、人民に被害を与えていた毒龍に対し、萬巻上人が湖中に石壇を築いて調伏の祈祷を行ったところ、毒龍は形を改め、寳珠并に錫杖を捧げて帰依し、龍神となりました』となっている。
参拝した神社
■戸隠神社・九頭龍社(とがくしじんじゃ・くずりゅうしゃ)・長野県
■九頭龍神社(くずりゅうじんじゃ)・神奈川県
■箱根神社(はこねじんじゃ)・神奈川県
■九頭龍社(くずりゅうしゃ)・山梨県